AI(人工知能)の報道は恐怖を植え付ける陰謀でしょうか

今日はオカルト成分が弱めの記事ですので、あまり面白くないかもしれません。

常日頃から思っていた疑問を書いてみたいと思います。

AI(人工知能)に関してです。

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AIのニュースに違和感

今日テレビでAIの進化に関するニュースをやっていました。

AIの判断力を育てるという事で、AIを搭載したロボットに物を与えて、それが何であるかを教えていたのです。

ロボットアームでジュースの入ったペットボトルを触っている所に、人間がマイクで「ペットボトル」と唱え続けている様子が映し出されていました。

他にも人間の行動を一定期間観察したのち、行動を予測して日常生活をサポートするAIなども紹介されていました。

元IT技術者の目線で、これらの映像を見た印象は「嘘くさい」です。

ニュースではしきりに「もうすぐAIが人間に追いつく」というような事を言っておりましたが、まあ無理でしょう。

まだ人間と比較できるレベルには見えませんし、課題も山積みのように見受けられます。

特化型AIと汎用型AI

ニュースではAIの種類をごちゃ混ぜに報道しているので、AIの種類についてお話したいと思います。

将棋や囲碁でプロと対戦しているAIは「特化型AI」と言います。

このAIは昔ながらのプログラミングで出来ています。

「相手がこういう行動をしたら、自分はこのように対応する」というような判断を、ひとつずつ人間がプログラムし、トライアンドエラーの積み重ねによって完成度を高めていくAIです。

わかりやすく説明すると、ゲームの敵キャラの行動も特化型AIです。

特化型AIは地道な作りこみで完成度を高められる反面、特定の分野でしか威力を発揮できません。

例えば将棋ゲームのAIを、そのまま将棋ロボットに組み込む事は不可能です。

ゲーム用のAIには、ロボットアームを動かすプログラムも、盤上の駒を視認するプログラムも搭載されていないからです。

また、将棋ロボットのAIを、工場の作業用ロボットに組み込む事も不可能です。

同じアーム型のロボットだったとしても、将棋と工場作業ではやる事が全く違うからです。

これに対して、今日私がニュースで見たようなAIは「汎用型AI」です。

人間の脳と同じような仕組みのプログラムを作成し、コンピュータ自身が学習して成長するような仕組みのAIです。

SFの世界に登場するような人工知能そのもの、といった仕組みですね。

しかし調べてみると、どうも汎用型AIは未完成であるとか、スーパーコンピュータ上でのみ運用可能だとか、テレビの報道とは一致しない情報が出てくるんです。

なんだかおかしいですね…

メディアへの疑問

ニュースを始めとした各種メディアでは、AIが普及すれば人間は職を奪われる、と宣伝しています。

これは恐らく汎用型AIを指して、脅威を訴えているのだと思います。

特化型AIはだいぶ昔から存在してましたし、様々な工場にも導入されていますので、今さら脅威を騒ぎ立てる存在でもありません。

しかし汎用型AIがどのように仕事をして、どんな人の仕事を奪うのでしょうか?

工場作業員の仕事を奪う?

AIだけが完成しても、人間と同機能のロボット技術が完成しない事には、代わりを務めるどころの話ではありません。

むしろ工場を管理する側の仕事なら勤められるかもしれませんが…

またオカルト系のメディアでも、スマホ搭載のAI「Siri」を指して、学習して成長しているとか言ってますが、Siriって特化型AIのように見えます。

自己進化ではなく、製作者がユーザーの利用データを収集して、プログラムをバージョンアップしているだけのように思えますが…

AI報道は恐怖を植え付ける陰謀か

ここ最近のAI報道は、庶民に恐怖を植え付けるための陰謀ではないでしょうか?

確かにAIの進化というものは、汎用型AIが登場した時点で凄まじい可能性が見出せました。

しかし現状のレベルを見ると、どう考えても人間が危機感を覚える段階ではないと感じるのです。

また、外国でAIに人権を与えたとか、AIの軍事利用とかのニュースもありますが、これって人間がAIに権限を付与しているだけですよね。

AIが脅威というより、支配層がAIを脅威に仕立て上げている、という印象が強いです。

機械なんて人間の使い方次第で、敵にも味方にもなります。

AIが人間の脅威となるのは、優れた人工知能が人類を不要と判断するような、SFめいた状況からではありません。

人間自身が、機械に庶民以上の権限を与えるから、脅威になるのです。

加熱するAI報道に踊らされず、冷静に現実を眺める事をお勧めします。

今日は以上です。

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